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「現在」。 「310tarmac」は、DOPPELGANGER®における、もうひとつのフラッグシップ。「tarmac」の名が示すとおり、舗装路専用に開発されたモデルです。「D01 BOOTLEG」がDOPPELGANGER®のデザインや未来を標榜するモデルとすれば、「310tarmac」はDOPPELGANGER®の「現在」を追求したモデル。現時点で自転車に要求される要件とはなにか。それに対する回答がこの「310 tarmac」です。 軽量で応力分散に優れる構造をもつアルミ製フレームを核にシマノ・カプレオ(後部変速機)、CNC加工を施した大径チェーンホイール、確実なシフティングが可能なサムシフター、駆動力を確実に路面に伝えるハイグリップ・ハイプレッシャーロードタイヤ。そこに妥協は一切無く、すべてが高品質なパーツで組み上げられた一台です。そのうえで、アルマイト加工前後ハブ、フレームカラーを使用したサドル、グリップ、タイヤなどのあらたに開発した専用オリジナルパーツも多数導入。「現在(いま)」を駆け抜ける、ハイパフォーマンスバイクです。
「プレミアム・コンパクト」という概念 310tarmacは、単に性能を追求しただけのバイクではありません。DOPPELGANGER®らしく、ひとつのコンセプトに基づいて開発されています。それは、「プレミアム・コンパクト」。 プレミアムモデルにふさわしく、フレーム(オレンジ)には高級パール塗装を採用。デカールはすべてウオータートランスファー仕上げとし、上塗りクリヤーを厚めに塗ることで透明感を演出しています。タイヤ、グリップ、サドルはフレームの「オレンジ」を反映させた専用品を採用。これらは、310tarmacのためだけに製造されたパーツで、他車種への流用が許されないスペシャルパーツ群です。リムにおいてはブレーキシューとの接点にはCNC加工を施し強力なストッピングパワーを得る反面、「ディープリム」採用によってジャイロ効果を利用。遠心力による高速走行時のエナジーセーブに役立ちます。ハンドルステム、ハンドルバー、シートポスト、クランクなど金属備品は高品質なブラックの梨地仕上げ。ショートパーツもブラックとすることでフレームカラーのオレンジを際立たせることに成功しています。前後フォークはブラックとすることでフレームのマスをさらに小さく見せコンパクトさを強調するとともに、ブラックアウトする位置はタイヤのアウター側と同一にするなど、「視覚効果」にも配慮した最新のデザインランゲージが用いられています。
「カプレオ」。 310tarmacは、後部変速機にシマノ・カプレオを備えます。ラテン語で「小鹿」を意味するを意味するシマノ製小径車専用コンポーネントカプレオ(capreo)は、そのアクションが小径車用に最適化されています。従来の自転車に使用されるスプロケットのトップギアでは歯数に限界がありましたが、310tarmacでは、そのサイズ・重量を計算した上でSUNRACE社へ特注したギア(最小11T)をこの「カプレオ」とペアリングさせることで、「より快適に」「より速く」走ることが可能となっています。 組み合わされるフロントチェーンホイールは53Tと39T。航空機にも使用される高級素材である7075アルミニウム(超超ジュラルミン)を使用したリングには、美しいCNC加工が施され、310tarmacの車格を周囲に知らしめます。2*9、合計18段を駆使してさまざまなシチュエーションに対応し、小径車ならではの軽快さ、取り回しの良さをそのままに、ロードバイクなみのスピードを実現することを標榜しています。 シフトチェンジを行うのは「マイクロシフト(microshift)」製のサムシフター。アルミ製レバーの輝き、そしてそこから連想される通りの小気味よいシフティングが可能です。UP/DOWNそれぞれのレバーを個別に有し、直感的な操作が可能となりました。
「効率」。 自転車を速く走らせるにはどうするか?もちろん、ケイデンス(ペダリングの回転数)を上げることや、変速機の多段化もひとつの方法です。ですが、自転車の動力源は何でしょう?それは人間であり、その人の脚力です。そして、たとえ強力な脚力を持ってペダルをこいでも、そのパワーが確実に路面に伝わらなくては意味がありません。ライダーの脚から路面までの間には何があるでしょう。そこには靴、ペダル、クランク、BB、チェーンホイール、チェーン、スプロケット、スポーク、リム、タイヤ。単純に見える自転車ですが、ペダリングパワーはこのように数多くの部品を経由して路面へ伝達されているのです。しかしそれぞれについて、各2%ロスしたら?10個の部品を経由するとして、20%もの駆動ロスが発生していることになります。それに加え、各回転部品の摩擦(フリクション)ロスがそこに加算されます。つまり一生懸命ペダルをこいでも、その力がすべて路面に伝わっている(推進力となる)わけではないのです。 310tarmacでは、その点に着目。いかに発生したパワー(脚力)を効率良く、ロスを少なく路面に伝えるか。それを重視した結果が高精度な加工が施されたペダルやBBなどの回転部品。そして組み立て精度の向上によるがたつきの低減。たわみによりパワーを喰われることの少ないハイプレッシャータイヤなのです。「効率」を追求したことによる性能の向上は、すぐに体感できるはずです。乗り始めてすぐにそのダイレクトさを感じとり、いつもと同じようにこいでいるはずなのに、いつもよりも軽快に、快適に、しかもより速く走れていることを実感するはずです。
「素材」。 310taramacでは、フレームにはアルミニウム(6061)、フロントフォークにはクロームモリブデン鋼を採用しています。アルミニウムは非常に軽量で(鉄の約1/3)さびにくく、たとえばフレームなど容積の大きな場所に使用することで車体の軽量化や耐久性に大きく貢献します。同じアルミニウムでもさまざまな種類がありますが、310tarmacでは中でも塑性加工性に優れ、しなやかさをあわせもつ「6000系アルミニウム」、とくに6061アルミニウム合金をチョイス。リジッドフレームということを考慮し、アルミニウムの中でも、より「しなやかさ」を持つものを選択しているのです。 そして、同じアルミニウムでも、摩擦の生じるチェーンホイールの素材には「7075」アルミニウム合金を採用。日本の技術を用いて開発された7075アルミ合金は「超超ジュラルミン」とも呼ばれ、アルミニウム合金の中で最高の強度を誇り、航空機にも使用される高級素材です。 フロントフォークには「クロームモリブデン鋼」がチョイスしていますが、この”クロームモリブデン鋼”は「強度」「しなやかさ」に特徴があり、路面からの直接の入力を正確に受け止め、ロードインフォーメーションを余すところなくライダーに伝え、操作に反映させねばならない部分に向いています。この素材は引っ張り強度が高く、強い応力のかかる拳銃や航空機の主脚の素材として活用されることでも有名で、強度を持ちながらも柔軟さも備えるこの合金は、衝撃を和らげる特性を持っており、310tarmacでは、その特性に注目し、フロントフォーク、シートレール、ペダル軸など、ライダーの手、腰、足など自転車と接し、自転車の「操作感」を決定する部分にこの材質を使用。ダイレクトかつ洗練された乗り心地の達成を目指しました。 このように、310tarmacでは、それぞれの部位の働きや意味に応じて最適な素材を選択。コンポーネントの選択同様、そこには妥協は存在しません。 また、シートポストやハンドルバー、ステムも同様にアルミニウム製部品を採用。車体の上部に位置する部品を軽量化することで重心を低く設定し、小径車にありがちな「ふらつき」を減少させ車体の安定を図りました。もちろん路面からの衝撃による「突き上げ」も減少させています。また、ハンドルおよびその周辺は「操作」する部分であり、軽量化の恩恵、たとえばハンドルを切ったときの「軽さ」を感じることができます。長時間のライディングや、頻繁にハンドル操作を行わなくてはならないシティライドではこの効果は非常に大きく、突き上げの少なさとともにライダーの負担を軽減し、しかし確実なロードインフォーメーションをライダーに与え、「自転車に乗る」ことを楽しみ、「操る」快感を覚え、ピュアなライディングに集中することができるのです。 ペダルに関しても、その取り付け軸には強度に優れるクロームモリブデン鋼を採用し、外周の回転部分には軽量なアルミニウムを採用して回転マスを減らすなど、徹底した素材管理が行われています。 同じ金属、合金であってもその特性は異なります。使う場所、自転車やライダーにかかる負担を考え、常に最適な効果を得ることができるように考えられています。「しなやかさ」「引っ張り強度」「軽さ」「耐衝撃性」。強度の要求される場所には強度の高い金属を、しなやかさが要求される場所にはしなやかな金属を、路面からのインフォーメーションをライダーに伝えなくてならない場所には引っ張り強度の高い金属を。当然の選択ではありますが、ここまで素材の特性とライダーの感性に与える影響を考慮したバイクがあったでしょうか。すべての部品やデザインには理由があり、それらすべての完璧な「バランシング」のみが、310tarmacの類稀なるライディングプレジャーや、人車一体感を演出できるのです。 |
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